現代社会という波荒き大海原で戦い続ける皆様、おまたせいたしました。
英国からまた一つ長く語り続けられる1枚、キャスクにやってきております。
Groverall グローバーオール
1950年頃、ハロルドモリスとその妻フリーダはイギリスのブルーカラー(労働者階級)の人々の為に作業着や手袋などの製造を行っていました。
1900年代頃からイギリス海軍で採用されていたダッフルコートの軍内での需要の薄れを受け、余っていた生地を買い、労働者の為に作り直した事がブランドの起こり。
その名の通りGroveとOverall、手袋と作業着を掛け合わせたブランド名でイギリス国内をはじめ今や世界中に広まるブランドです。
MONTY モンティ
現存しているダッフルコートの中で最もオリジナルの意匠を残すグローバーオールのモンティ、
元々北欧などの漁師や水夫達の仕事着であったものでしたがその優れた防寒性の面で英国海軍がコートとして採用。
第2次大戦時にバーナード・ロー・モンゴメリー元帥(写真下の人)が愛用していた事で彼の愛称であったMontyという名が付けられました。
ちなみにダッフルコートという名称は15世紀頃から紡毛織物の産業が盛んだったベルギーのアントワープ地方にある街デュッフェルで織られたダッフル生地を当時用いていた事から。
ディティールですが、
大戦時はとてつもなくビッグシルエットだったものがややスッキリと、それでもオーバーコートとしても使い勝手の良いシルエットになっています。
トグルは厚手の手袋をしながらの開け閉めの為に考えられたその当時のままの木製のトグルと麻のループ紐の組合せ、
雨などの水の浸入を防ぐと共に荷物を持ったりする際の摩耗からも守るための肩部分の2重構造。
内側もその当時の仕様で裏地無し、着ながらの作業のしやすさや、甲板などでの強風の中での保温性を保つため、太腿とコートを留めるストラップが特徴的。
生地は保温性、耐久性にも優れ、撥水性をも備える重厚感あるメルトン生地。
古き良き英国デザインを残す、THEダッフルコートといえる1枚。
是非お店で羽織ってみて頼り甲斐、感じて頂きたい逸品です!
Groverall - MONTY
カラー Beige , Navy
サイズ XS , S(日本サイズでM , L相当)
¥73000+tax
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