2015年11月23日月曜日

Groverall - MONTY


現代社会という波荒き大海原で戦い続ける皆様、おまたせいたしました。
英国からまた一つ長く語り続けられる1枚、キャスクにやってきております。

Groverall グローバーオール

1950年頃、ハロルドモリスとその妻フリーダはイギリスのブルーカラー(労働者階級)の人々の為に作業着や手袋などの製造を行っていました。

1900年代頃からイギリス海軍で採用されていたダッフルコートの軍内での需要の薄れを受け、余っていた生地を買い、労働者の為に作り直した事がブランドの起こり。

その名の通りGroveとOverall、手袋と作業着を掛け合わせたブランド名でイギリス国内をはじめ今や世界中に広まるブランドです。


MONTY モンティ

現存しているダッフルコートの中で最もオリジナルの意匠を残すグローバーオールのモンティ、

元々北欧などの漁師や水夫達の仕事着であったものでしたがその優れた防寒性の面で英国海軍がコートとして採用。

第2次大戦時にバーナード・ロー・モンゴメリー元帥(写真下の人)が愛用していた事で彼の愛称であったMontyという名が付けられました。



ちなみにダッフルコートという名称は15世紀頃から紡毛織物の産業が盛んだったベルギーのアントワープ地方にある街デュッフェルで織られたダッフル生地を当時用いていた事から。



ディティールですが、

大戦時はとてつもなくビッグシルエットだったものがややスッキリと、それでもオーバーコートとしても使い勝手の良いシルエットになっています。



トグルは厚手の手袋をしながらの開け閉めの為に考えられたその当時のままの木製のトグルと麻のループ紐の組合せ、


雨などの水の浸入を防ぐと共に荷物を持ったりする際の摩耗からも守るための肩部分の2重構造。



内側もその当時の仕様で裏地無し、着ながらの作業のしやすさや、甲板などでの強風の中での保温性を保つため、太腿とコートを留めるストラップが特徴的。


生地は保温性、耐久性にも優れ、撥水性をも備える重厚感あるメルトン生地。

古き良き英国デザインを残す、THEダッフルコートといえる1枚。

是非お店で羽織ってみて頼り甲斐、感じて頂きたい逸品です!



Groverall - MONTY

カラー Beige , Navy

サイズ XS , S(日本サイズでM , L相当)

¥73000+tax

こちらのアイテムはONLINE SHOPでもお買い求め頂けます。詳細は こちら からどうぞ。


2015年11月16日月曜日

SUGAR CANE - Twill Check Work Shirt


かっこいいアメリカを体現し続けて約40年。

生地、縫製にこだわり、安定の日本製でアメカジファンを魅了し続けるシュガーケーンからコットンツイルシャツをご紹介。


やや地厚でハリのある生地は着込む事で柔らかく経年変化してくれる着心地が定評のシュガーケーンのフランネル生地。

グレナカートチェック柄でどこかフランネルのワークシャツながら品のある印象。



濃すぎないブルーのベースにチャコールグレーと絶妙な色合わせがくすぐるカラー。




派手なフランネルは…と抵抗のある方にもおススメしたいイエローとネイビーのコンビ。


洗い込んでいった時の色落ちにも大いに期待出来る2型。

1枚でも着てもよし、この時期ならパーカーやダウンベストのインナーに。

そして寒くなればウール、レザージャケットの下にと活躍の場がありすぎる1枚。

無骨に太めのトラウザにも対応出来るし、今や海外でも定番の細身デニムにももちろんハマる。

バタ臭すぎない今っぽいアメリカ感、取り入れてみてはどうでしょうか?


SUGAR CANE - Twill Check Work Shirt

カラー Blue/Chacoal , Yellow/Navy

サイズ S , M , L

¥10800+tax

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2015年11月10日火曜日

HIGHLAND 2000 - British Wool RibBob Cap


秋深まる今日この頃、ウールのご紹介が止まらない。

男女問わず人気なもはや日本でも定番ニットウェアブランド、HIGHLAND 2000からこれまた使いやすいボブキャップが届いております。


HIGHLAND 2000 

イギリスのほぼ中心に位置する街ノッティンガムで100年以上続く小さなニットウェアメーカー。

純粋なイギリスで育った羊毛のみを用い、古いハンドフレームの織り機を使って今なお熟練の職人達が手間隙をかけ製品を作り続けている老舗ブランドです。




今回キャスクでセレクトしたのはリブ編みがきれいなボブキャップ。

ケーブル編み等にみられる編みによる柄の意匠はないけれど、様々なスタイルに対応出来る万能選手。






カラーはスティール、ネイビー、ポートをご用意。

素材はもちろんブリティッシュウール100%。

弾力性に富み、強度もしっかりあるウールで型くずれもしにくく、

羊の持つ自然な油脂分を含むブリティッシュウールは保温性が高く、そうでありながら湿気はうまく逃がしてくれる、まさにキャップにも最適な自然が生んだ優れた素材です。





冬の足音がきこえるこれからの季節、大定番のニットキャップを色が欠けてしまう前に是非どうぞ。



HIGHLAND 2000 - British Wool RibBob Cap

カラー Steel , Navy , Port

¥5800+tax



2015年11月2日月曜日

Peter Blance - Shetland Shaggydog Sweater


次第に肌寒くなる今日この頃、風邪などひいてはいませんか?

日が短くなり、ついつい気持ちも暗くなりがちなこの季節に体も心も温かくなる、

そんなニットが届きました。



Peter Blance ピーターブランス

1923年にスコットランドで創業した老舗ニットウェアのファクトリー。

伝統的な手工業としてニット製造を各家庭レベルで行っていましたが、それをギルド(組合)としてまとまり、一つのブランドとして誕生しました。

ハンドフレームによる伝統的な製法を用い、今なおスコットランドはシェットランド諸島、ホスウィック地方で作られています。




アイビー世代の方々にはお馴染みのシェットランドセーター、

かつてアメリカの名門ブランドJ PRESSがその起毛したニットからムク犬を連想した事からシャギードッグセーターという名が付き、

以後その愛称が世界中で広く親しまれているエピソードを持つこちらのニット。

もちろんルーツはスコットランドから北東へ約160km離れた島、シェットランド、

氷点下になる事は少なくとも四方を海に囲まれ厳しい風雨の中で育った羊からとれる良質な羊毛を用い、

出来上がったセーターを一度お湯に浸し、糸を締め毛を定着させた上で、スコットランドの国花でもあるアザミなどの植物の棘で生地表面を起毛させています。

シャギードッグと呼ばれる所以の柔らかい手触り、独特の淡い色合いと、風を通しにくい暖かさが特徴です。





時間をかけて手間隙をかけて編まれたボディはサイドに継ぎ目のないシームレスの仕様。


ムダな厚みが内側に無く、着心地は軽く柔らかい、いわゆる最高に気持ちいいという仕上がりとなっております。


カラーはコーディネートしやすいベーシックな4色を、


定番カラーではありますがそこはやはりシャギードッグセーター、


他で類を見ない独特の発色加減がたまらない…。


特有の起毛による淡い濃淡を楽しみつつ、冬の重くなりがちなコーディネートの差しアイテムに。


思わず抱きしめたくなるセーター、女性へのプレゼントにもオススメな1枚です。







Peter Blance - Shaggy Dog Crew Neck Sweater

カラー(上から) MOOSKIT , HERON , SCOTCH BROOM , ADMIRAL NAVY ,

サイズ 38 , 40 , 42

¥26800+tax

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